校長室より

第3学期始業式講話 

皆さん、新年おめでとうございます。令和6年が始まりました。今年もよろしくお願いします。

2週間あまりの冬休みを終え、…

…無事に皆さんを学校に迎えることができ大変嬉しく思います。
今日は皆さんに1点、お話しします。

まず、日本の今年の始まりは、大変でした。元日から大きな地震、2日には航空機事故、3日に大規模火災など次々と大きな損失を被る出来事が続いて起きました。テレビニュースなどで、家や自動車、道路、航空機などが、なすすべもなくその形を失ってしまった様子を見ると、直接関係がなくても、ショックを受け、呆然としてしまいますね。皆さんの中に、親戚の方が被害を受けた、などということがあったり、あるいは、募金や支援の手を差し伸べたりした、という人もいるかもしれません。社会全体で、助け合い、協力し合う姿勢はとても大事です。

羽田の航空機事故と北九州の大規模火災はどうやら、人が原因を作った人災のようです。誰でも、事故や火災を起こそうと思って起こす訳ではありません。何か小さな失敗があったのでしょう。しかし、その結果が今回の事故や火災のようにとんでもなく大きなことになる場合もあります。その代償は想像以上かもしれません。

ここで、「失敗」について、ちょっと違う側面から考えてみます。人間はいつもうまくやろうと思って行動しています。
でも、失敗することがあります。失敗してはじめて、自分の間違いやいたらなさに気づきます。そして「どうして失敗したのか」「何がいけなかったのか」と反省し、「どうすればうまくいくのか」「何をすればいいのか」を真剣に考えます。この過程を踏むことでこそ、人間は成長するのです。

失敗は、成長のために必要です。大人になってもそうですが、特に、皆さんのような成長期にはなくてはならないものです。失敗や間違いを恐れて、やらない、というのや失敗の後に、反省や改善が適切に行えないことは失敗することよりも、もっと悪いことです。

このことをうまく表現した言葉があります。昔から『失敗は成功の元』『失敗は成功の母』と言ってきました。それから『「失敗」と書いて「せいちょう」と読む』というのもあります。

将来、あなた自身や社会にとって重大な結果を招く失敗をしてしまうリスクを少しでも下げるためにも今皆さんは、しっかり取り組んで、失敗したら、反省して、よりよくなろうと、一歩一歩、進むしかありません。その積み重ねが明日のあなたを作ります。

2学期始業式で野村克也さんの名言の話をしましたけれども最後の3つ目は、野村克也さんの言葉を借りています。

さて、休み明けに心がつらくなったら、我慢しないで相談してください。担任の先生、教科や部活、保健室の先生は、いつでも皆さんを待っています。電話やSNSなど、人との接触を避けて相談できる方法もあります。ちっぽけな悩み、と思うことでも、しっかり聞いてくれる人が必ずいます。

これで終わります。