校長室

校長室

学校再開にあたって生徒の皆さんへのメッセージ

 国の緊急事態宣言や、埼玉県の緊急事態措置がようやく解除され、6月1日(月)から、分散登校という形ではありますが、3ケ月ぶりに学校が再開しました。

 友達と一緒に、桶川高校という学び舎で学べることに感謝しつつ、自分の夢や目標に向かって、一日一日を大切に過ごしてください。

 桶川高校では、共用するドアノブ、スイッチ等は、先生方が毎日消毒をしてくれていますが、生徒の皆さんも、①毎日必ず自分の体温を測ること、②学校生活の中ではマスクを必ず着用すること、③握手やハイタッチ、近距離での会話など、密集・密接場面を作らないこと、④トイレの後などは、石鹸を使ってこまめな手洗いを徹底するなど、引き続き、新型コロナウイルス感染防止に努め、自分や家族、大切な人の健康を守って欲しいと思います。

 もう一つ、学校再開にあたり、心掛けてほしいことがあります。

 それは心づかいと思いやりの心を持ち、自分がされたら嬉しいことを相手にもしてあげること、そして、自分がされたら嫌なことは絶対にしないことです。

 長い間の自宅での生活で、多くの人が強いストレスを感じています。そのため、心づかいと思いやりの気持ちが欠如すると、ちょっとしたことでもトラブルに発展しかねません。

 人は、不安を感じると、たとえ悪意がなくても、デマを流したり、自粛警察さながらに、他人の行為を強く批判するといったことが起きたりします。

 脳科学者の中野信子氏によれば、人間の脳には「他人を引きずり下ろしたり、自分よりも上だと思っている人が失敗したときに快感を覚える」という「シャーデンフロイデ」と呼ばれる働きがあり、嫉妬や妬みなどの負の感情を抱きやすいところがあるそうです。

 日本は、とても豊かな国ですが、近年、自分だけ、自分の関係することだけが良ければよいという風潮が蔓延しています。そんな世の中であってはいけません。

 皆さんには、心づかいと思いやりの心を忘れずに、桶川高校を、心楽しい空間にして欲しいと思います。期待しています。

 

令和2年度始業式(未実施)

 4月8日(水)の始業式(未実施)における校長講話を掲載します。(桶高通信と同様の内容です)

 おはようございます。

 コロナウイルスの感染拡大防止に伴う臨時休業など、昨年度末から通常とは違うことが続いています。皆さんには、こんな時だからこそ、心づかいと思いやりの心を持った人になって欲しいと思います。

 ユニセフを皆さんは知っていますね。全ての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、190の国と地域で活動し、様々な支援活動や、子どもの権利条約の普及活動に努めている組織です。

 このユニセフが、先月、世界に向けて警鐘を鳴らしました。

 世界人口の40%に当たる30億人が、石鹸で手を洗う設備が自宅にないこと、そして、世界の学校の47%も同様の設備がなく、児童・生徒数では、約9億人に当たるという驚くべき内容でした。

 私たちは、日本の水道普及率が、98%を超えているということを忘れてはいけません。いつでもどこでも好きなだけ水を流して手を洗える環境は、広い世界の中では希なのかもしれません。石鹸を付けての手洗いは、感染症から身を守るうえで、最も安価で効果的な手段ですが、それすら手に届かない人が、何十億人もいるからです。

 日本は、いつでも水道が使えて、その水で、手洗いやうがいができる平和な国です。それは、心づかいと思いやりの心を持った人がたくさんいて、人のために頑張ってくれている人がたくさんいるからです。

 東日本大震災の時も、電気や、交通網の復旧に向けて懸命に働いてくれた人がいました。そして現在も、新型コロナウイルス感染症の最前線で奮闘する医療関係者を筆頭に、生きていく上で大切な食料やライフライン(電気・ガス・水道等)の供給の仕事、鉄道やバスなど公共交通機関に関わる仕事、物流を支えるトラックドライバー、生活の支援に当たる市役所の職員、警察官や消防の救急隊員、さらにはスーパーやドラッグストアの店員さんなど、多くの人が懸命に働いてくれています。

 学生である皆さんが、今、できることは、こうした人たちへの感謝の気持ちを忘れないこと、常に、心づかいと思いやりの心を持ち、自分がされたら嬉しいことを相手にもしてあげること、そして、自分がされたら嫌なことは絶対にしないことです。

 この心づかいや思いやりの気持ちは、是非、言葉にしてください。それは、感謝の気持ちを誰かに伝えることで、気持ちに余裕が生まれ、精神的な安定が得られるからです。

 まずは、「おはようございます」とか、「こんにちは」という挨拶から始めてみましょう。

 話は以上です。

着任のご挨拶

  令和2年4月1日、埼玉県立桶川高等学校長として着任しました。 

 

 桶川高校は、昭和47年(1972年)に開校し、今年度、創立49年目を迎える伝統校です。

 良き伝統を継承しつつ、生徒たちが輝き、地域に愛される学校づくりに取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 埼玉県立桶川高等学校 第17代校長 加藤哲也